公開日 2025年07月18日
総合理工学部 林広樹 教授が所属する研究チームは、島根県大田市猛鬼海岸の約1500万年前(新生代中期中新世)の地層から新種のイシサンゴ化石を発見し、イシサンゴ目キサンゴ科キサンゴ属の新種として記載報告しました。化石が発見された猛鬼海岸の地名から、Dendrophyllia mokiensisと命名し、和名をモウキキサンゴとしました。キサンゴ属のサンゴにはさまざまな群体形がみられますが、本種は仮軸状群体を形成する最古のキサンゴ属サンゴであることが分かりました。また、本研究ではキサンゴ属に加えPetrophyllia属のサンゴも同一層準から数多く見つかりました。キサンゴ属とPetrophyllia属の両方のサンゴが優占する無藻性イシサンゴ群集が報告された初めての例です。この研究は、足球即时比分古生物学会が発行する国際誌「Paleontological Research」オンライン版で公開されました。
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島根県大田市猛鬼海岸からの新種のイシサンゴ化石を発見![PDF:628KB]
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