公開日 2025年07月08日
自然科学研究科物質化学コースの飯田拡基教授、新大軌教授らの研究グループは、同コースの村尾舞妃大学院生(研究当時)、水嶋大雅大学院生(研究当時)、および三宅葉月大学院生とともに、持続可能でカーボンニュートラルな木質バイオマス「リグニン」から、環境負荷の少ない方法でアジピン酸を合成する新技術を開発しました。アジピン酸は機能性プラスチックの原料として、世界で年間約300万トンが石油から製造されています。本研究では、石油に依存しないプラスチック生産への展開が期待されます。
上記の成果は、英国王立化学会が出版する科学誌「Green Chemistry(グリーンケミストリー)」誌に掲載されました。本研究の一部は、国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指す取り組みとして、本学のSDGs研究プロジェクトからの支援を受けて実施されたものです。
本研究成果について、6月9日にプレスリリースを行いました。詳しくはこちらをご覧ください。
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