藤田?吉田研究室がSEMICON JAPAN?アカデミアAward2024で最優秀賞を受賞しました

公開日 2025年01月29日

世界最大級の半導体国際展示会「SEMICON Japan 2024」(2024年12月11日~13日、@東京ビッグサイト)の主要イベントの一つであるアカデミアAward2024において、本学自然科学研究科物理?応用物理学コースの藤田恭久教授、吉田俊幸准教授の研究室が「最優秀賞」と「SUMCO賞」を受賞しました。これらの賞は、半導体が支える産業の長期的視点に立ち、将来の成果が期待できる研究を支援することを目的に2022年度に創設され、半導体関連の優れた研究を表彰する賞です。同展示会アカデミア?エリアに出展した研究室の中で、「革新性?発明力」「市場性」「技術パートナー?ネットワーク構築力」「表現力?プレゼンテーション」「次世代育成?チーム力」の各項目で審査されます。1次審査の書類選考において8研究室に絞られ、当研究室は地方大学として唯一2次審査へ進み、同展示会ステージにて、藤田恭久教授、大学院生の川合悠介さん、川島佑斗さん、Anika Islamさんが、「酸化亜鉛薄膜?ナノ粒子による破壊的イノベーションと社会実装」の題目で発表しました。審査の結果、塗布型LEDや半導体の抗がん剤への応用など半導体技術を覆す革新性や大学発ベンチャーによる社会実装、グローバルな人材育成への取り組みが評価され、昨年度のアカデミアAward優秀賞を超える最優秀賞に輝くとともにスポンサー賞の「SUMCO賞」も同時受賞しました。表彰式は記念晩餐会「SEMICON Japan GALA」(2024年12月11日、@パレスホテル東京)において行われました。


  ↑ 二次審査プレゼンの様子


  ↑ 藤田?吉田研究室の出展ブース

  
  ↑ 授与された盾を持って記念撮影


  ↑ パレスホテルにおける表彰式

また2025年1月7日(火)に、本学足球即时比分において学長への受賞報告会を執り行いました。

今回の受賞について藤田教授は「評価基準は技術の革新性と人材育成。大学自ら起業したベンチャーが社会実装に取り組んでいることや、半導体製造にかかるコストが従来の1万分の1になる破壊的イノベーションにつながる研究が評価された。」と報告しました。

受賞報告を受けて大谷浩学長は「今回の受賞は、世界中から注目される結果。社会実装への発展、国際的な人材育成などますます発展していけるよう期待したい。」と祝福し、伊藤文彦自然科学研究科長からは「大学院は専門知識を学ぶだけではなく、新しい技術を立ち上げ、世の中を変えることができる。多様な人々とコミュニケーションをとりながら、工学、理学、さらに医学とも連携でき、多様な知恵や文化背景が集まる場所。藤田教授の研究室はまさにそれをモデルケースとして具現している研究室であり、その結果すばらしい受賞をされた。」と講評がありました。

報告会では、藤田教授のほか、研究室のメンバーが受賞の喜びを報告しました。


  ↑ 報告会での記念撮影


  ↑ 受賞報告会の様子

 

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総合理工学部
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