マレーシアの熱帯雨林でみられる昆虫や植物を掲載したウェブサイトを構築しました

公開日 2024年12月20日

SDGs

 生物資源科学部環境共生科学科の清水加耶助教は、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の研究課題「マレーシア国サラワク州の保護区における熱帯雨林の生物多様性多目的利用のための活用システム開発」に参加し、現地での多様性調査やデータアーカイブの拡充を進めています。今年、京都大学や信州大学と共同でウェブサイト「Biodiversity Information in Sarawak」を立ち上げました。
 豊かな生物多様性を擁するサラワク州の熱帯雨林に分布する動植物については、学術的な知見がまだまだ不足しています。また、既知の情報が個々の学術論文に散在していることが多く、広くアクセス可能な状態ではありません。新しいウェブサイトでは、サラワク州で採集された植物の標本や生態画像、Forest Department Sarawak(サラワク州森林局)の昆虫標本館に収蔵されているタイプ標本(新種記載に用いられた個体)画像を中心に、それぞれの分類群情報とともに掲載しています。これからさらにコンテンツを充実させていく予定です。

 

Biodiversity Information in SarawakのURL: https://pubs.h.kyoto-u.ac.jp/plants/

 

関連リンク:
SATREPS研究課題の紹介 https://www.jst.go.jp/global/kadai/r0102_malaysia.html
「サラワク州の保護区における熱帯雨林の生物多様性多目的利用のための活用システム開発プロジェクト」の公式サイト http://www.kurs50008.sakura.ne.jp/sarawak/

 

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