公開日 2024年12月06日
自然科学研究科理工学専攻機械?電気電子工学コースの小具亮太さん(伊藤?張研究室)が、令和6年10月に東京で開催された電子情報通信学会光ファイバ応用技術研究会において、「位相雑音補償OFDRを用いた長距離での動的ひずみ計測」について発表し、学生ポスター賞が授与されました。
近年社会インフラの老朽化が進行し、インフラメンテナンス費用増大や少子高齢化に伴うインフラ点検人材不足の課題に直面しています。光ファイバをセンサとして用いることで、インフラの局所ひずみを分布的にリアルタイム計測することができます。小具さんの研究では、長距離?高分解能な光ファイバセンサを提案しました。本手法を用いて、インフラの経年劣化による静的ひずみ計測のほかに、人や車両などの通過に対して発生する動的ひずみも観測することが期待できます。今回は世界に先駆けて1kmを超える距離で動的ひずみを計測することに成功しました。
光ファイバ応用技術研究会は1年に6回開催され、光ファイバ応用技術の研究開発に取り組む主要な企業、大学が全国から参加します。
研究室URL
http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~ito/index.html
問い合わせ先
総合理工学部
電話:0852-32-6095