【学生取材】読書の秋、選書の秋 「学生選書ツアー」

公開日 2023年11月20日

読書にぴったりなこの季節。「読みたい!」と思った本が図書館で見つからない、なんてこともありますよね。

図書館の本を自分の手で選べたらいいのに…!

そんな本好きたちの夢が叶う、「学生選書ツアー」が11月15日(水)に開催されました。

毎年秋に島根大学附属図書館が企画するこのイベントでは、島大生自らが地域の書店に赴き、図書館に所蔵する本を選びます。

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早速バスに乗り込み、今井書店グループセンター店(松江市田和山町)へ。小説だけでなく多くの学術書なども取り扱う、山陰最大級の書店です。

ずらりと並んだ本に思わずうっとり。各々心惹かれる本に手を伸ばしていきます。

 

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今回は筆者も選書に参加させていただきました。自分の足を使い、素敵な本との出会いを探す旅へ。

普段は手が届かない学術書を、ひょいとワゴンに乗せられる喜びは計り知れません。

 

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参加した学生に、自身が選んだ本の中からおすすめの一冊を紹介していただきました。


●『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの世界史』(ワークマンパブリッシング著/千葉敏生訳、ダイヤモンド社)

「アメリカの中学生が学んでいる世界史を、足球即时比分語で訳した著書。手書き感があり、世界史が苦手な人にもおすすめです!」

 

●『掌に眠る舞台』(小川洋子著、集英社)

「著者自らがはまった舞台をきっかけに創作が広がっていったのが魅力的。著者の作風が出ています」

 

●『カティンの森のヤニナ』(小林文乃著、河出書房新社)

「第二次世界大戦、独ソ戦で犠牲になった女性パイロットの話。戦争は男性のストーリーが語られがちだが、本作は女性に焦点を当てているのが興味深い」


 

あっという間にワゴンは本でいっぱいに。

世界史に宗教、小説、西洋画、AI…と多彩なジャンルの本たちが集まりました。

 

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【参加した学生の声】

「たまらないな、と。普段だとお金がかかってなかなか買えないが、何冊も選ぶことができて楽しかった」

「人のために選ぶのは初めて。こういう機会だからこそできたのだな、と思った」

「専門分野の中でも、より深いものは図書館で取り扱っていないことがある。今の情勢と照らし合わせながら選ぶことができた」

 

今回選んだ本は約1か月後に附属図書館に並ぶ予定です。

今回ツアーに参加できなかった方も、附属図書館では図書購入のリクエストが可能です(学生?教職員のみ)。

皆さんも図書館に並ぶ本を自ら選んでみませんか。

 

 

(学生広報サポーター 取材?撮影 杉村龍之介)