生物資源科学部生命科学科の須貝杏子助教が種生物学会の論文賞を受賞しました

公開日 2023年12月11日


SDGs

須貝杏子助教が筆頭著者?責任著者である研究論文「Environmental and genetic effects on phenotypic differences between Elaeocarpus photiniifolia (Elaeocarpaceae) ecotypes in dry and mesic habitats on a Japanese oceanic island.(足球即时比分の海洋島の乾燥地と湿潤地に生育するシマホルトノキ生態型間の表現型分化に与える環境と遺伝の効果)」が、2023年12月2日の第55回種生物学シンポジウム(岡崎)においてPlant Species Biology Best Paper Award 2023を受賞しました。この論文では、小笠原諸島父島列島に生育する固有種シマホルトノキの2つのエコタイプにおいて、遺伝解析、土壌水分量の測定、樹高の計測、開花期調査を行いました。その結果、エコタイプ間の遺伝的分化だけではなく、エコタイプ間の交雑と生育地間の移動が示され、表現型は環境と遺伝の両方の影響を受けていることが明らかになりました。今回の研究成果は、小笠原諸島における植物の多様化のメカニズムの解明に寄与することが期待されます。

Plant Species BiologyのAward announcementのページ
https://esj-journals.onlinelibrary.wiley.com/hub/journal/14421984/homepage/plant_species_biology_paper_award_2023

受賞論文
Sugai K, Setsuko S, Nagamitsu T, Murakami N, Kato H, Yoshimaru H (2023) Environmental and genetic effects on phenotypic differences between Elaeocarpus photiniifolia (Elaeocarpaceae) ecotypes in dry and mesic habitats on a Japanese oceanic island. Plant Species Biology 38(2):67-78.
https://doi.org/10.1111/1442-1984.12397

PSBBestPaperAward2023

 

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