江津市と包括的協定締結を締結しました

公開日 2023年09月04日

 島根大学と江津市は8月29日(火)、包括的連携に関する協定を締結しました。

 協定書には、まちづくり、人材育成、産業振興、地域医療の充実、保健?福祉の推進、教育?文化の振興、国際交流、その他必要な事項の8項目が盛り込まれました。

 島根大学では、これまで県内19市町村のうち15の市町村と包括協定を締結しており、江津市で16件目。今回の協定締結により、県内全ての“市”と協定を締結したことになります。すでに協定を締結した市町村では地域の課題解決を行う“じげおこしプロジェクト”を進めており、江津市においても地域が求めるニーズと大学のシーズを結びつけ、真の課題解決に繋がる取り組みを行う予定です。

 具体的な連携では、江津市内にアユ種苗生産施設を持つ江川漁業協同組合を加え、アユの成長促進と低コストを実現する飼料の開発を行います。飼料には島根大学で研究を進めている食用幼虫を想定しており、江津市内で発生する学校給食の食品残渣を活用し、アユの飼料となる幼虫を育て、循環型の養殖を目指します。

 江津市役所で開かれた締結式には、中村中江津市長や服部泰直学長ら関係者が出席し、服部泰直学長は、「今、大学では論文を書いて満足するのではなく、社会や地域にそれらを還元することを心掛けている。江津市とも地域の課題解決に資する“じげおこしプロジェクト”を発足できるよう連携していきたい。」と述べ、中村中市長は「最大の課題である人口減少の解決に向けて、江の川など江津の特徴を活かしながら、島根大学が持つ知的な資源を活用していきたい。」と期待を述べました。

 締結式の後には、市長と学長の特別対談が行われ、両者の印象、今後目指すべき姿や課題、期待することなど、様々なテーマについて意見を交わしました。対談の様子は江津市報10月号に掲載される予定です。

 

 協定書を掲げる服部学長(右)と中村市長                                 協定締結にあたって挨拶する服部学長

 

 特別対談の様子

 

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