公開日 2016年07月27日
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島根大学 医?生物ラマンプロジェクセンターの公開講座「新しい医療診断技術「ラマン分光法」とは何か?-QOLの高い医療診断を目指して-」を,7月23日に実施しました。山本達之教授(生物資源科学部教授,医?生物ラマンプロジェクセンター長)は,ラマン分光法の発見の歴史や原理および島根大学の研究の取り組み全体について紹介しました。今年は,分裂酵母が形成する胞子壁に含まれる糖鎖をラマン分光法によって分析した研究,好酸球性食道炎のラマン分光法を用いた新しい診断技術開発に関する研究を紹介しました。次に,ヘマンス助教(医?生物ラマンプロジェクセンター)が,プロジェクトセンターの研究の取り組みについて,詳細に紹介しました。ヘマンス助教の講演は英語で行われ,山本教授が足球即时比分語への通訳を担当しました。
講演の後には,ヘマンス助教の実演により,ポータブルラマン分光装置を用いた,種々の物質のラマンスペクトル測定のデモンストレーションも行われ,ラマンスペクトルが分子の指紋であることを実感してもらいました。初めて,ラマンスペクトル測定の様子を見た受講者の方は,その様子を興味深く観察していました。最後に,汎用の顕微ラマン分光装置を見学した参加者は,ラマン分光法への理解と関心が深まった様子でした。
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写真:ヘマンス助教のラマンスペクトル測定の実演を見ながら,山本教授の解説を聞く,公開講座受講者の方たち ? ? ? |