大学案内2025
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GUIDE BOOK心の深層を共に学ぶ 多角的な観点で学べる26困難のある人にかかわり、つないでいく社会福祉実践をソーシャルワークといいます。福祉社会コースでは社会福祉学を中心に、ソーシャルワーク専門職(社会福祉士?精神保健福祉士)としての価値?理論?技術を体系的に身につけていきます。精神障がいのある人のリハビリテーションで目指すのは、症状や障がいの軽減?消失だけでなく、本人の可能性を最大限に活かした新しい人生の構築(リカバリー)です。「精神障害リハビリテーション論」の講義では、リカバリーのための多職種による連携?協働を軸に、リカバリープラン作成に必要な理論や具体的な方法について学びます。教員の話を聴く座学だけでなく、グループで事例検討をしたり、調べ学習をして発表したり、学生の主体的で相互的な学びの機会を設けています。取得可能な資格●社会福祉士 ●精神保健福祉士●社会福祉主事臨床心理学は悩みを抱える個人を支援する実践の学問です。実際の臨床事例を理解する視点は1つではなく、カウンセラーは心の表層から深層までを幅広く見据える多様な視点をもつことが重要です。また、カウンセラー教育では、自らの個性を発展させることも重要です。高見ゼミでは、神話や物語といった心の深層の他、それぞれが関心のあるテーマを持ちより、多様な視点からディスカッションを行います。個性の違いを大事にしながら互いに学び合いつつ、人間の心の深層について理解を深めていきます。このゼミの一番の魅力は、先生はもちろん、大学院生の方々ともゼミをする機会があるところです。そのなかで、自分の卒業研究の研究計画を様々な視点からの意見や所感を聞くことができるため、考えるポイントが明確になりました。よって、その指摘に関する先行研究を調べたり、研究方法についても考えたりすることでより研究を深めることができました。また、実際のケースについて考える機会もあるため、考えを伝えたり聞いたりすることで臨床的な知識を得たり、自分の見立てを伝える練習をしたりすることもできました。人間科学科 准教授高見 友理心理学コース2023年3月卒業石川 あかね■精神障害リハビリテーション論ゼミ紹介臨床心理学ゼミ■教員の声■卒業生の声福祉社会コース

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